去年の確定申告を忘れてた!損をしないためにできること


毎年、年度末の3月を目前に「確定申告忘れずに!」なんて広告をよく目にしますよね。
確定申告って1年間分のお金の計算ですから、これって本当に面倒なんですよね。
ちゃんとしないと、納めなければいけない税金が高くなってしまうので、
該当者はもれなく申告しておきたいところ。
重い腰を上げて、いざ今年の確定申告の準備に取り掛かった時、あれ?去年してないかも!!なんて焦ってしまうことありませんか?
そんな時、どうしたらいいのでしょう。
そのままにしておいたら損?確定申告は今年の分だけしかできないのでしょうか?

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確定申告忘れは申請すればいつまででも過去にさかのぼれる?

自営業の人やフリーランスで働いている人に比べると、
サラリーマンって申告対象者にならない場合も多いので、意外とうっかりしてしまうことってあるんですよね。
でも、ちょっと偉くなって年間給料が2000万円を超えたり、不動産などの副業していて20万円以上の所得があったり、
また、2か所以上からの収入があったりする場合には、
確定申告しなければならない対象者となるので、気を付けなければなりません。

もしも、忘れてしまうと、それなりのバツがあるんですね。
一つは、無申告課税というもの。
これは、簡単に言うと、通常納めるべき税金以外にペナルティーとして加算されて支払わなければならない税金です。
税金が50万円までは15%の上乗せ、それ以上だと20%の上乗せになります。
これってかなり痛い…。
税務署の調査が入る前に気が付いて申告していれば、減額されることがほとんどですが、一年もたってしまうとダメです。

二つ目は、延滞税
レンタルビデオ屋の延長料金みたいなものですが、
税金を納めなければならない日の次の日から納めた日までの日にち分はらわなければなりません。
この延滞税はいつも一定ではないですが、現在は忘れた!と気が付いて2か月後までは、原則年7.3%。
ですが、それを過ぎると、年14.6%か、特例基準割合に7.3%をプラスした方、どちらか低い方が加算されてしまいます。
延滞税に関しては年度によっても変わってくるので、国税庁のホームページで計算してみましょう。

申告期限日過ぎてすぐならまだしも、一年前の申告をし忘れてしまうと、この二つのバツがそれなりにあるのは覚悟しておかなければなりません。

では、この確定申告はいったいいつまでさかのぼってすることができるかというと、
ただ単に、うっかりしていてし忘れていたというときには5年前までさかのぼって申告することができます。
もしも、故意にしなかった場合には悪質ですから、7年前までさかのぼらされることになるので、大変です。
ですから、うっかりして去年の申告を忘れちゃった!という場合、
二つのペナルティは付くものの、期限後申告として取り扱ってくれますから、
必ず、今年の確定申告と合わせて申告しましょう。

過ぎちゃったら2年も3年も同じだなんて思ってはいけません。
サラリーマンでも、不動産所得などがあって青色申告ができる人であれば、
控除を受けることができるので納めるべき税金の減額が期待できますが、
この場合、もしも2年連続で申告し忘れてしまうと、権利を失ってしまい、
特別控除が受けられなくなってしまったり借金の繰り越しができなくなってしまったりするほか、
先3年間はその権利を失ったままになってしまいます。
これはかなりの痛手ででしょう。

ちなみに、もしもあなたが医療費を年間に10万円以上支払っていたり、
国や地方の公共団体に何らかの寄付をしていたりする場合には、還付申告をすることができるんです。
納めるどころか還ってきちゃうんですから、これを見逃さない手はありません。
これに関しては、5年前までならどんなに月日が経っていても減額されることはないのです。

申告し忘れてしまった!と焦ると同時に、もしかして還付申告対象者でないかどうかもしっかりチェックしておくことは
気が付かないまま納税して損するよりずっといいですよね。

保険料をずっと申告していなかった!確定申告はいつまでさかのぼれる?

サラリーマンはほとんどの場合、年末調整の時に会社に書類を提出するときに社会保険料については控除手続きをしてくれるので問題ないですが、
生命保険料は任意に加入しているものですから、
保険会社から送られてくるはがきなどを添付して書類を提出しなければならないですよね。
でも、年末調整時も師走の忙しさに追われて、それを忘れてしまうことがあるかもしれません。
いくつかあって書き忘れちゃったなんてこともありますよね。

もしも年末調整の時に生命保険控除を受け忘れてしまったり、書類提出をしなかったりしたときにはどうしたらよいのでしょうか。
平成24年以降に生命保険に入った場合には最大で12万円の控除を受けられるので、
これを忘れてしまうとかなりの損になってしまいますよね。

そんな時に助けてくれるのが3月に行われる確定申告なのです。
本来ならば確定申告をしなくても大丈夫なサラリーマンの方でも、
この時に還付申告をすることによって税金が戻ってくるのです。
この還付申告はその年から5年後まではいつまででもすることができます。
うっかりわすれちゃってもこれを知っておけば安心ですね。

この還付申告をする際にはいくつか必要な書類があります。
一つ目は、税務署で配布している確定申告書A。
二つ目は、会社から渡される源泉徴収票。
三つ目は、年末調整前に自宅に送られてくる生命保険料の控除証明書。
そして、印鑑です。

もし、万が一、確定申告もしそびれてしまうとどうなってしまうのでしょうか。
もしくは、以前の控除証明書が押入れの奥から発見された!なんてこともあるでしょう。
その場合には、確定申告と同じように過去5年間に発行されたものであれば、更正の請求手続きをすることができるのです。
税務署から声をかけられる前にちゃちゃっとしておいた方が絶対にお得です。
もしも、声をかけられてしまうと、過少申告課税がかけられてしまうので気を付けてください。

ちなみに社会保険や生命保険だけでなく、控除してもらえるものはほかにもあります。
地震保険料もそうですし、医療費や住宅ローンなども控除対象になりますから忘れずに行ってくださいね。

まとめ

例年、確定申告の提出期限は、まさに忙しさマックスの3月15日。
間際になって慌てたり、間に合わなかったりすることのないように
しっかり準備して損しないようにしましょう!

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