日本のお正月といえば、おせち料理。
子どものころ、三段につまれた重箱を見ると、なんだかわくわくしたものです。
かまぼこに栗きんとんに黒豆にかずのこ、いくらにエビにタイに昆布巻き。
どれも大人の味なんだけど、高価そうなものが所狭しと詰まっていて、まるで宝箱。
それを家族みんなでつまむのもお正月ならではの楽しみですよね~
でも、おせちって全部食べ切ることできますか?
三が日ずっと食べているけど・・・・飽きませんか?
捨てるのももったいないけど、減らないおせち・・・。
残りはどうする?そもそもおせちってどのくらいもつの?
おせちの疑問を解決しましょう!
もくじ
おせちが残ったら保存できるのか。捨てなくてはならないのか。
余ったおせちの保存期間はどのくらいなのでしょうか。
デパートやコンビニなどで購入したおせちは、消費期限が記載されているはずですので、それを守るにこしたことはないですね。
まぁ、一日くらい持ち越してもおそらくは平気です。
私は。笑
手作りでの目安は、だいたい3日。
できれば三が日中には食べ切りたいところです。
この「3日間」にはいわれもあります。
お正月に降りてくる年神様は台所にいらっしゃるということから、三が日中はその台所が騒がしくならないように、つまり、料理をしないで済むようにと、
おせちは3日間保存がきくようになっているというわけですね。
なんだか納得しませんか?
というか、うれしい!これで料理を作らない理由ができた!
さておき、保存しようとなると、食中毒など食品の傷みもはやはり気になりますから
冷蔵庫にしまいたいところです。
でも正月の冷蔵庫に限って、おせちをしまうスペースがあるなんてことは、ほぼないでしょう。
基本的におせちは日持ちがするように、味付けが濃くなっているので、温度が10℃以下のところであれば常温でも保存できます。
暖房の効いていない玄関先や廊下など、家の中のひんやりスポットに置いておけば3日程度は持たせられます。
直射日光も避けてください。
そのような場所がなければ、発泡スチロールなどに保冷剤と一緒に入れておくという手もあります。
おせちの種類別の保存方法
また、おせちの中身をばらして個別に保存するという方法もあります。
個別に保存すると冷凍で保存できるものに関しては、長く保存できるのでいいですね。
おせちのかずのこの保存方法
かずのこは、一口サイズに切っておき、一度に食べられる個数ずつラップに包み、ジッパー付きの保存袋に入れて冷凍庫にしまいます。
食べるときには自然解凍で。
おせちの黒豆の保存方法
黒豆は基本的には冷蔵保存。冷蔵保存で5~6日は持ちます。
それでも食べ切れずに残ってしまったら、途中でお鍋で煮てみてください。火を入れるともう少し長くもちます。
また、冷凍保存もできます。やはり一度に食べる量ずつにわけてから保存です。冷凍保存では約1か月。
お豆なんかはお弁当のおかずにもなるので、ちょっとずつ解凍していけば重宝しそうですね。
おせちのお煮しめの保存方法
お煮しめは、お鍋一杯たくさん作りすぎて、重箱に入りきらない分が結構残ってしまうのではないでしょうか。
それらは、タッパーに入れて冷蔵庫で保存しましょう。
ただし、1日に一回は煮直してくださいね。この方法で4日くらいはおいしく食べられます。
味がしみればしみるほどおいしくなりますから、いいかもしれませんね。
おせちの昆布巻きの保存方法
昆布巻きも冷凍保存が可能です。
食べるときには冷蔵庫に移して自然解凍させてください。
冷蔵で保存する場合には、ジップロックなどに入れてできるだけ真空にした状態でチルド室に保存してください。
1週間ほど保存できます。
おせちの栗きんとん、伊達巻の保存方法
栗きんとんや伊達巻きは砂糖が入っているので、保存期間が長そうに感じますよね。
栗きんとんは確かに常温でも4日程度持ちますので、冷蔵庫に入れておけば6日くらいは大丈夫。
しかし、伊達巻きははんぺんが入っているのでできれば冷蔵で保存しましょう。4日ほどならおいしく食べられます。
おせちのなますの保存方法
なますは酢が使われているので長く保存がききますよ。
タッパーにラップでくるむようにして入れ、保存します。
空気になるべく触れないほうがいので、蓋をする前にラップで上も閉じましょう。
こうして冷凍保存すると3週間はもちますし、冷蔵でも1週間はおいしさがキープできます。
おせちのかまぼこの保存方法
最後に、おせちには欠かせないかまぼこの保存方法です。
かまぼこは、商品によって消費期限がかなり異なりますから、表示をよく確認してください。
保存するときには密閉容器やラップをした上に保存袋に入れてチルド室で保存するようにし、できるだけ空気と触れさせないように保存しましょう。
また、板はつけたまま保存した方が、かまぼこから出てくる水分をその板が吸ってくれるので、おいしく食べられます。
1か月程度の冷凍保存も可能ではありますが、風味は落ちてしまいます。
冷凍保存の場合には、冷蔵とは反対に板からはずして、薄切りにして保存しましょう。
冷蔵庫に移して自然解凍したら、炒め物やみそ汁などにいれるとおいしく食べられるかもしれませんね。
三が日を過ぎても食べ切れない分を捨ててしまうのはもったいない!
保存できるものは上手に保存して、おいしく食べ切ってくださいね。
おせちをリメイク!これで飽きずに食べ切れます。
余ってしまったおせちは保存するのもいいけれど、すぐに別のお料理に変えちゃうのもおいしく食べるコツです。
おせちを使ったアレンジレシピ、意外とたくさん考えられるんです。
おせちのお煮しめのリメイク料理
まず、たくさん作りすぎて余りがちなお煮しめを使ったレシピからご紹介しましょう。
1つ目は、お煮しめカレーです。
すでに煮てあるのでとっても簡単!だし汁とカレールーを混ぜるだけでできちゃいます^^ ちょっと和風な味付けの落ち着いた感じのカレーになります。
2つ目は、お煮しめそば。お煮しめをもう一度煮汁と一緒に煮て、そこへゆでたそばを投入!これだけで、具がたっぷりのおそばの出来上がりです。
お汁が足りなければ、めんつゆでOK!
このおそばは、年越しそば用に買ったものが残っていればそれを使うこともできるので、とってもおすすめです。
3つ目は、ちょっと変わり種ではありますが、お煮しめグラタンもおすすめ。
ホワイトソースと混ぜて、とろけるチーズをのせて焼くだけ!お煮しめのリメイクとは思えないほどおいしいグラタンになりますよ。
おせちのなますのリメイク料理
なますもかなり使えます。
なますにごま油を混ぜて、かまぼこやきゅうりの細切りとあえると中華風のさっぱりサラダに変身。
マヨネーズを混ぜて、キュウリやハムなどを加えればなますコールスローにもなります。
鶏がらスープやしょうゆで味付けして卵でとじればふんわり優しいお味のなますスープに。
サーモンで巻いたり、生ハムで巻いたりするとちょっと素敵なオードブルにもなっちゃいます。
豪華なちらしずしも作れちゃいます。
初めになます、酢レンコンを混ぜて酢飯を作ります。
その上に伊達巻き、かまぼこ、かずのこなどなどを細かく切ってちらせば、なんとも素敵なちらしずしの出来上がりです。
イクラがあればそれを添えるのもいいですね。
ご飯ものでは、ホウレンソウやもやしのナムルなどとともに、ビビンパの添え物としても使えますよ!
かずのこは、パスタに混ぜても良し、サラダに混ぜても良し。
それだけでかなり味が濃いので、味付けもかなり楽ちんです。
マヨネーズとあえたり、キムチとあえるだけでも、全く違った一品になります。
意外にもこれらのものとの相性が良いので、お酒のおつまみとしても使えそうです。
スイーツだって作れます。
黒豆パウンドケーキを作ったり、黒豆パンを作ったりと甘く煮てある黒豆はスイーツのトッピングに最適です。
また、栗きんとんをふんわりと焼いて作った生地の間に挟めば栗きんとんどら焼きも。
栗きんとんは、トーストにジャムのようにぬったり、スポンジケーキの間にホイップクリームと一緒に挟んでケーキにすることもできますよ♪
伊達巻きは、バターで焼くとフレンチトースト風に早変わりです。
うすーく切って、トースターで焼けば、カリカリのラスクにもなりますよ。
おせちは食材が豊富なので、リメイクレシピもいろいろと考えられますね。
余ったもの同士を組み合わせたりすることでまた別のメニューが生まれることがあるかもしれません。
色々と試してみてください。
さいごに
おせち料理は縁起の良い食べ物がつまっているものですから、できれば余すことなく食べたいですね。
どうしても余ってしまったものは、正月早々腕をふるってリメイクメニューを作ってみてください。
アレンジしたら、お子さんがおせちでは苦手で食べられなかったものが、いとも簡単に食べられちゃうかもしれませんよ!