お年玉のお礼は電話でもいい?上手に気持ちを伝えよう!

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お正月に帰郷したり、親戚同士で集まったり、上司のお宅に挨拶に家族で行ったりすると、
子どもたちにお年玉をいただくことってありますよね。

子どもに直接いただく場合や、「お子さんへ渡してください」と託されることもあるでしょう。

そうした時の親からのお礼ってどうしていますか?
お年玉をいただいたときには失礼のない対応をしたいですよね。

子どものお年玉のお礼は親から?子供から?

お年玉をいただくにもいろいろなシチュエーションが考えられます。

例えば、親もいるところで子どもが直接お年玉をいただいたのなら、
親ももちろん子どもからもきちんと「ありがとうございます」と感謝の気持ちを伝えるのが礼儀ですね。

普段からしていただいたことに対してお礼を言うことをきちんと教えていれば、子どもも言えそうです。
でもお年玉をもらうウキウキイベントについ忘れてしまうこともあるかもしれませんよね。

そんな時には親が率先して言い、子どもにそれとなく気付かせてあげましょう。
直接お礼を言われると相手の方も嬉しくなりますから、この感謝の一言はとっても大事です。

ちなみにいただくときの正しいマナーとしてポイントが2つあります。

ポイント1 両手でいただく

片手で受け取るのは、丁寧でなく失礼になりますから必ず両手でいただきましょう。

ポイント2 すぐに開けない

子どもは無邪気に「○○円入ってた!」というかもしれませんが、
金額を大きな声で周りに分かるように言うのは、相手にとって失礼ですので気を付けさせましょう。

子どもの年齢や学年によって金額に差があることもありますから、その場が変な空気にならないようにくれぐれも気を付けなければなりません。

また、まだ子どもが赤ちゃんだった場合には親がいただくことになると思いますが、
その場合には親からしっかりと感謝の言葉を伝えましょう。

上司のお宅などに挨拶に行った際には、子どもがいない場合も考えられます。
しかし、相手の方が「お子さんにどうぞ」と渡してくださったときにも、
親としてその場できちんとお礼を言ってください。
子どもとその相手には面識が全くないこともあるでしょうから、
子どもから電話をしかけたり手紙を書いたりして改めてお礼をしなくても大丈夫ですが、
子どもが描いたかわいい絵手紙なんか送ってみるのも喜ばれるかもしれません。

他に考えられる状況としては、
親がいない場で子どもがお年玉を渡される場合です。
近所の親しくしている年配の方が孫同然のようにくれたり、
親戚の集まりでも子供だけで遊んでいるところに突然ふらっとやってきて渡していく人っているんですよね。
そうした時には、もちろん子どもが言うべきですが、
同時に必ずいただいたことを親に報告するように子どもに言っておきましょう。
特にご近所の場合では、顔を合わせることがあるでしょうから親からも改めてお礼を言うべきです。
ご近所付き合い、大切ですから忘れずにしてくださいね。

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直接にしろ手紙にしろ電話にしろ、言葉でのお礼以外には、
どの場合にも基本的にお年玉のお礼として品物を渡したりする必要はありませんが、
例えば親戚にいただいて、その人にまだ成人を迎えていない子どもがいた場合には、
お返しとしてお年玉を渡すのが礼儀です。
金額は同額か、年齢に見合った金額にしましょう。
相手の方との関係性にもよりますが、変に高額な金額を渡すとかえって相手に気をつかわせてしまうので気を付けてください。

また、相手には子どもがいない場合や、上司からいただいたときなどは
お年玉のお返しではなく、後日、地元の特産品を贈ったり、旅先のお土産を渡したりすることでお礼に変えましょう。

お年玉のお礼で大事なことは、親からも子からもしっかりと感謝の気持ちを伝えることです。
その場に居合わせなかったとしても、できるだけ早いうちにお礼をすることが大切です。
貰った側の満足だけでなく、渡した側も嬉しい気持ちになるやり取りができるといいですね。

電話でお礼をするときのマナー

直接お礼を言えなくて、あとからお年玉をいただいたことのお礼をするツールとして考えられるのが、手紙、メール、電話の3つ。
ですが、まず控えたほうが良いのはメールです。
メールは便利ではありますが、ちょっと気軽すぎる感じがするのでやめましょう。

手紙でのお礼はいいですね。
自分のために筆を走らせてくれたという行為自体が受け取った側は嬉しいものです。
親からはいただいたことのお礼や子どもが喜んでいることやお年玉の使い道についてを盛り込むようにしましょう。
また、それとは別に、できればお子さん自身の言葉や絵があるといいです。
同じ内容であっても子どもの文字や絵はほほえましく嬉しいものです。

いただいてからすぐにお礼をさしあげなければならないのであれば、電話をしましょう。
仕事をしているとか育児に忙しいとか相手の生活スタイルを把握しているのなら、相手が比較的余裕のありそうな時間を狙いましょう。
ただし、早朝や夜遅くはNGです。
午前10時から午後7時くらいまでが常識的な時間帯と言えるでしょう。

電話を掛けるのは、基本的にはお年玉をもらった子ども本人がいいですが、
まだ電話に慣れていない小さな子でしたら、親がかけてあげましょう。
電話をかけて、もしもお年玉をくれた本人が出なかった場合には本人が在宅かどうかを確認して、
差支えなければ替わってもらいます。
そして、まずは、親の方からお礼を一言述べます。

それから子どもに替わりましょう。
お子さんには、しっかりと自分の名前を言うことと、「こんにちは」や「こんばんは」など挨拶を言うことを忘れないように言いましょう。
そして、いただいたお礼を言います。
お礼とともに「いただいたお年玉で△△を買いたいと思っています。」とか「これから何に使うか楽しみにしています。」など一言添えるといいですね。
もしかすると、向こうから何か話しかけてくれるかもしれないので、その場合にはしっかり答えましょう。
最後には、相手の健康を気遣うようなことを言えたら偉いですね。
お子さんの「さようなら」のあとに、「お母さんに替わります」など、もう一度親に替わり、
親からも忙しい時間にお時間をいただいたことのお礼の一言があると丁寧です。

あまり仰々しくする必要はありませんが、こうした丁寧なやり取りは
それ以降のお互いの関係性をもよくします。
それがもし、職場の上司などであれば好印象でしょう。

一連の流れをお子さんと一緒に一度練習してから電話を掛けるといいです。
相手の見えない電話での会話は、ともすると、こちらが思ってもみない印象を与えることがあります。
そんなことはないのにぶっきらぼうに感じさせてしまうことさえありますから、
緊張しないように親がそばについていてあげることも大事ですね。

まとめ

お年玉の起源は新年の神様である歳神様からいただく魂だと言われています。
その昔はこの魂が宿るお餅を家の主が配ることから始まり、それが時を経てお金に変わっていったものが今のお年玉です。
神様からの贈り物だと考えればそれに対してのお礼は失礼があってはいけません。
きちんとしたマナーを知り、礼儀ある対応をしましょう。

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