足の付け根の痛みは病気のサイン?冷えと痛み


イスに座るときに曲げる足の付け根がなんだか痛い・・・
歩いていると、足の付け根に違和感を感じる・・・など、
足の付け根が急に痛み出したら、不安になりますよね。
普段あまり痛くならない部分なので、何か怖い病気?と心配が募るかもしれません。
その痛み、もしかしたら「冷え」が原因かもしれません。

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足の付け根が痛いときにまず疑うこと


足の付け根は、股関節を動かしたり、上半身を支えたりする重要な部分です。
ここが痛くなると、日常生活にも影響が及んできそうな場所ですよね。
そんな足の付け根が痛くなったら、まず股関節に何かしらの問題が起きていることを疑いましょう。

股関節は生まれた時から変形している人もいますし、周辺筋肉の使い過ぎで変形してしまう人もいます。
このような変形や長年の疲労によって痛くなってしまうことが考えられます。
普段運動をしていない人が急に激しい運動をすると痛むこともあります。

付け根の部分が炎症を起こしていて、痛くなっていることもあります。
関節リウマチや変形性股関節症、ほかにもウイルスに感染していることも考えられます。
特に変形性股関節症はよくある病気で、軟骨がすり減ってしまったり、関節と関節の間が生まれつき狭かったりすると起こるのです。
足を引きずるほど痛い場合には、変形性股関節症かもしれません。

また、特に付け根の外側が痛むという時には、腰のトラブルの影響を受けているかもしれません。。
長い時間イスに座りっぱなしだと腰が痛くなることがありますよね。
足の付け根の外側の骨は腰とつながっているので、無意識にその腰をかばって変な姿勢を取ってしまうため、
今度は足の付け根にその負担がかかり、痛くなってしまうのです。
そのような場合には、骨のゆがみを疑いましょう。

付け根だけでなくおしりやふとももがしびれている場合に心配されるのが、まず坐骨神経痛です。
坐骨神経痛になると筋肉がかたくなってしまい、つっぱった感じになります。
治療しないでいると段々と股関節症にまで発展してしまいます。
坐骨神経痛の原因は、冷え。
ですから冬場の冷気や夏場のクーラーによってなってしまうことが多いのです。
坐骨神経痛になると、足の痛みが付け根の周辺だけでなくふくらはぎや足首など足全体に広がっていきます。

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また、片足だけの痛みの場合には椎間板ヘルニアになっている可能性もあります。
痛みがさらに腰にまで広がるようだったら、椎間板ヘルニアが疑われます。
椎間板ヘルニアを放置しておいた結果、坐骨神経痛になってしまう場合もありますので、
痛みが付け根だけにとどまっていないときには、すぐに診察してもらってくださいね。

また、女性の場合には生理前や妊娠初期などに血行が悪くなって付け根のあたりが冷えてしまい痛くなることもあります。
そうであれば、体を温めて血行をよくすることで症状は改善されていくでしょう。

最後に、少し怖い病気の可能性もあります。
もしも足の付け根の痛みとともにトイレに行く回数が増えたりのどが渇きやすくなったりするような現象が起きている場合には、
糖尿病の疑いがあるので、血液検査などのしかるべき検査を受けてください。

足の付け根が痛みは、
日々の生活の積み重ねで起きているものから、
何かしらの病気で起きるものまで、いろいろなことが考えられるのです。

足の痛みと冷えの関係

足の付け根に痛みを感じると同時に、その部分を触ってみるとなんだか冷たく感じることがあります。
実は、痛みと冷えというのは密接な関係があるのです。

痛みが生じている部分は、血行不良を起こしていることが多いです。
血行不良になると筋肉がこりかたまってしまいます。
そのこりが痛みにつながっています。肩こりで肩の痛みに悩まされるのと同じ原理ですね。
私たちの体温は、血液で運ばれる熱によって保たれているのですが、
血行不良になると、これがスムーズに運ばれなくなります。なので、痛い部分は冷たさを感じるのです。

ですから、痛みを和らげるためには、まず、その部分を温めて血行を促すことを試してみましょう。
温めるには、その部分にカイロを貼ったり、服装でカバーしたり、お風呂につかったりと色々な対策が考えられます。
また、こりを取り除くためのマッサージも必要です。
あまりにも痛みがひどくてマッサージすらままならない場合におすすめなのは水中ウォーキング
プールの中は浮力が働いて、足の付け根にかかる上半身の重さの負担が軽減されるので運動しやすい環境です。
足の付け根を意識して、曲げ伸ばしをして歩いてみましょう。
筋肉のこりがとれて、血流が促されることにより冷えが解消され、痛みも緩和されます。
おそらく、痛みを感じるよりも先に起こる症状が冷えなので、
普段から冷えを招かないような生活をすることが痛みの予防につながるのですね。

もう一つ、冷えの原因として考えられるのは、太りすぎでできたセルライトです。
付け根付近であるふとももには脂肪がつきやすいですが、脂肪がたまるとそこに必要のない水分もたまってしまいます。
これがセルライト。
セルライトがたまると血流が悪くなるだけでなく、たまった水分でも冷やされてしまうのです。
血行不良と水分のダブルパンチで冷えを感じることになります。
解消するには、やはり温めることとマッサージが一番。それに付け加えてダイエットも実践しましょう。

まとめ

冷えが痛みの原因になることが分かれば、予防も対策もできますね。
基本は「温め」。
そして、血流を促すような適度な運動ができればなおよいでしょう。
それでも解消されずに痛みが続くときには、お医者さんに診てもらうことをおすすめします。
ただの痛みと思わず、専門的な治療が必要となる場合があるということも覚えておくといいですね。

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