あなたを悩ませる偏頭痛･･･なんと原因は寝すぎているせいだった！？

偏頭痛に悩むことありませんか？
体調が悪いわけでもなく、お酒も飲み過ぎていないのに頭痛がする。
夜も早くから寝たはずなのになぜ？
きっと、もう一度しっかり眠れば治るだろう！
そこで寝なおしても治らないとしたら、疑わしい原因は「寝すぎ」かもしれませんよ。

今回は、寝すぎることでなぜ頭痛が起きるのかと寝すぎることが引き起こすその他の悪影響についてご説明します。
何事もやり過ぎは良くありませんよ。
眠りに関してもほどほどが一番です。
健康的な生活を送るためにいつまでも眠っているのではなく、質の高い睡眠と、睡眠サイクルを守って生活するように心がけましょう！

頭痛を治そうとゆっくり休んだのに頭痛がおさまらない場合･･･！

休日はゆっくり眠れるからうれしい！と、寝すぎてしまって体がだるく頭痛がすることありませんか？
私は働いていたとき残業の多い仕事だったので、休日はうれしくてお昼過ぎまで眠っていることがよくありました。
しかし、そんな時に限って午後は頭痛に悩まされました。

この痛みの原因は2つあります。

１．偏頭痛

ズキズキとした痛みが特徴です。
こめかみ周辺の血管が拡張することで症状が発生しています。
血管が拡張すると神経が圧迫されます。
するとその刺激が大脳に伝わって頭痛をして認識されてしまうのです。
結果、ズキズキとしたこめかみ周辺の強い痛みを感じてしまいます。

眠っているときは休息状態となって緊張が解けます。
すると脳の血管が拡張します。
そして、寝すぎると必要以上に脳の血管が拡張してしまって神経の圧迫を起こしやすいのです。

２．緊張型頭痛

肩こり症を持っている人に多いです。
肩や首の筋肉が緊張してこってしまうとその周辺の血管を締め付けてしまいます。
すると、後頭部のあたりに鈍痛を感じるようになります。

無理な姿勢で肩や首に負担をかけた状態で長時間眠りすぎると、筋肉の緊張による血管の締め付けが発生します。
高すぎる枕や、寝返りの頻度が少ない人に多くこの症状が発生します。

そのほかにも過度に寝すぎるとこんな悪影響が

眠りすぎることで体や脳に悪影響を及ぼす可能性があります。
そのリスクを3つご紹介します。

１．鬱のリスクが高まる

鬱の遺伝率の調査で、睡眠時間が7～9時間の被験者は27%の遺伝率であるのに対し、睡眠時間が9時間以上の被験者は49%の遺伝率を持っていたことが判明しました。

寝すぎは鬱のリスクを高める可能性がありますよ。

２．不妊のリスクが高まる

ある調査で、体外受精を行っている650人以上の女性の睡眠習慣を解析すると、7～8時間眠る女性の妊娠率が最も高く、9～11時間眠る女性の妊娠率が最も低いことがわかりました。
明確に睡眠と不妊の因果関係は証明されていませんが、睡眠習慣が女性ホルモンの分泌や生理周期に何らかの影響を与えている可能性が高いそうです。

寝すぎは不妊のリスクを高める可能性がありますよ。

３．糖尿のリスクが高まる

ある調査で、8時間以上眠る人は7～8時間眠る人より糖尿病2型、もしくは糖尿病予備軍とよばれる耐糖能異常の症状を発生させやすいことが判明しました。
寝すぎは糖尿病のリスクを高める可能性がありますよ。

まとめ

頭痛を治そうとゆっくり休んだのに頭痛がおさまらない場合
１．寝すぎによって血管の拡張が起きて神経を圧迫しているため偏頭痛を起こした可能性があります。カフェインを含んだ飲み物を頂き、頭を冷やすようにしましょう。

２．寝すぎによって筋肉が緊張して血管を締め付けているため緊張型頭痛を起こした可能性があります。マッサージをしてこりをほぐし、頭を温めるようにしましょう。

そのほかにも過度に寝すぎるとこんな悪影響が
１．鬱のリスクが高まる
２．不妊のリスクが高まる
３．糖尿のリスクが高まる

色々な調査で、寝すぎることは認知症や肥満、心臓への負担を与えるとも言われています。
寝すぎと症状の因果関係は証明されていないことがほとんどです。
しかし、眠っている間は血流が滞っていることも要因として考えられます。

色々な調査で悪影響が発生する9時間以上の睡眠は避けるようにしましょう。
朝起きる時間からさかのぼって、ちょうどよい7～8時間の睡眠量の範囲で眠りにつくような睡眠サイクルを目指しましょう！