爪が部分的に白くなることってありませんか?
指を挟んだわけでもないのに爪の一部が白い。
線が入っていたり、斑点の模様であったり、さまざまなケースがあります。
女性はネイルをしている場合も多いので気づくことが遅れて、「あれ?いつからこの白い部分なるのかな?」と心配になったりしますよね。
そんな爪の病気や症状、対処方法と爪のお手入れに関する代表的な疑問についてお答えします。
爪は健康のバロメーターと呼ばれています。
たまにはチェックして、自分の健康状態が整っているのか確認してみた方がよいですよ!
もくじ
爪の病気、症状と対処方法
1.点状爪甲白斑(てんじょうそうこうはくはん)
爪に白い点々が見られる場合、点状爪甲白斑の可能性がありますよ。
ドアに爪を挟んだりして白い部分ができることがありますよね、そんなちょっとした外傷も原因の一つです。
また、疲労やストレスによる体調不良で爪が形成される時に空気が入ってしまった場合にも現れます。
痛みもなく、いつの間にか爪が伸びると無くなってしまいます。
そのため白い斑点を気にしない方が多いです。
しかし、原因が疲労やストレスの場合は注意すべきです。
疲労やストレスは蓄積されると自律神経に不調を兆して体を壊してしまいます。
爪に白い斑点が現れた時点で重症化しないように疲労やストレス解消を心がけるようにしましょう。
2.ネルローゼ症候群
爪に横に白い線が現れることがあります。
これは腎臓疾患が原因で現れている症状の可能性があります。
尿にたんぱく質が流出してしまい、血液中のたんぱく質量が減少するために爪に帯状の白い線が現れます。
全身のむくみが感じられるのであれば、糖尿病腎症や膠原病など腎臓の病気が疑われます。
入院して治療しなければ完治できない病気なので、医師の診断を受けるようにしましょう。
3.爪白癬(つめはくせん)
爪の水虫と呼ばれる病気です。
白癬菌に爪が感染すると、爪が黄色っぽく白濁して見えます。
爪全体ではなく、一部の爪にだけに症状が現れることもあります。
初期は爪の先に見られ、菌が広がるにつれて全体的に爪に厚みが出ることがあります。
治療はテルビナフィン、もしくはイトラコナゾールといった内服薬を6ヵ月ほど服用する必要があります。
手足の水虫から爪白癬に感染するケースもあり、再発の可能性が高い皮膚炎です。
症状が軽い場合も医師の指示に従って根気強く治療を行う必要があります。
爪のお手入れQ&A
1.爪は固いけど骨なの?
爪は固いので骨や歯のようにカルシウムでできていると思われがちです。
実際は角質が固くなったものなので、皮膚と同じ成分でできています。
爪は皮膚や髪の毛と同じ「ケラチン」というたんぱく質で構成されています。
皮膚と同じなので肌荒れの際は爪にもクリームを塗ってあげて下さい。
艶のある爪に仕上がりますよ。
2.爪を切るタイミングは?
皮膚の新陳代謝と同様に、爪は新陳代謝を繰り返します。
手の爪は一カ月で平均3mm、足のつめは1.5mm伸びます。
どのタイミングできるかは好みにもよりますが、あるアンケート結果では2週間に1回の頻度で切るという回答が一番多かったそうです。
注意すべきは爪を切るときに残す長さです。
爪は短く切ればいいものではありません。
指先より1mmぐらい長めに切るように、1mm以上伸びてから切るとタイミングが丁度良いですよ。
3.爪の正しい切り方は?
爪の端から少しずつゆっくり丁寧に切っていくことを心がけましょう。
爪切りで一気に切ろうとすると割れてしまう可能性が高いです。
爪切りで爪が割れやすいという方は爪ヤスリを使って長さを調節することをオススメします。
爪ヤスリは左右に動かすと爪を傷つけてしまいます。
必ず一定方向、「右から左」or「左から右」のどちらかに決めて動かすようにして下さいね。
爪を温めると柔らかくなって爪を切るときに割れることを防げます。
お風呂上がりや、温かいお湯で手を温めてから爪を切るようにしましょう。
まとめ
爪の病気の症状と対処方法
1.点状爪甲白斑
白い斑点ができる。
疲労やストレスの蓄積が原因の可能性がある。
痛みは無く自然に爪が伸びれば消えるが、疲労やストレスが原因であれば自律神経に影響が出る前に疲労やストレス解消を心がける必要がある。
2.ネルローゼ症候群
爪に横に白い線ができる。
肝臓疾患が原因の可能性が高い。
肝臓疾患は入院して治療しなければ完治できないので、早めに医師の診断を受ける必要がある。
3.爪白癬
爪が黄色っぽく白濁して、爪に厚みが出てくる。
手足の水虫から爪白癬に感染している可能性がある。
内服薬を飲んで医師の指示に従って根気強く治療を続ける必要がある。
爪のお手入れQ&A
1.爪は固いけど皮膚と一緒なので皮膚が乾燥してクリームを塗る時は爪にもクリームを塗り込むと艶のある爪に仕上がる。
2.爪を切るタイミングは爪の伸び方で変わるが、切るときに1mmほど爪を残すこと。
3.爪を切るときは端からゆっくり割れないよう切る、爪が割れやすい人は爪ヤスリで長さを調節するとよい。
健康的な爪はピンク色をしています。
全体的に白っぽいなと感じるのであれば貧血の可能性がありますよ。
爪の下には薄い皮膚があるだけなので流れる血液がピンク色に透けます。
貧血の場合血液の色自体が薄いので白っぽく感じることがあるのですよ。
鉄分豊富なレバーやホウレンソウを食べて、栄養補給を心がけるように食生活を改善しましょう!