もうすぐ我が子も小学校入学!
お子さんは新しいランドセルを背負っては「いっちねんせいに~なった~らぁぁ♪」と期待に胸を弾ませていることでしょう。
そんな光景、とっても微笑ましいですが、お母さんとしては心配なこともあるでしょう。
うちの子はついていけるかしら?お友達はできるかしら??と心配しだしたらきりがないですね。
特にお友達問題は結構ナーバスに考えがち。
同じ園を出たお友達が一人もいない小学校に入学することになったら、子供もそうだし、親であるあなたもうまくやっていけるのか・・・。
でも、心の持ちよう一つでその悩みはきっと解消されますよ。
小学校に同じ保育園の子がいないとどうなる?子供の順応性の高さ
ピッカピカのランドセルにお気に入りの筆箱や鉛筆・・・。
小学校入学を前に、いろいろなものを新しく買いそろえてもらって、お子さんはおそらくウキウキ状態になっていることでしょう。
新しい世界に飛び込んでいくことを楽しみにしている様子は、
心配の渦に飲み込まれているお母さんの心を和ませてくれるくらい頼もしいですよね。
でも、親としては心配が尽きることがありません。
その中の一つとして、子供のお友達作りがあるでしょう。
学区の関係で行く小学校を選べないことやお受験をして私立の小学校に入学することになった場合には、
その小学校にはまったく知り合いがいないことも考えられますよね。
うちの子、ちゃんとお友達ができるかしら。と心配することでしょう。
6年間もの長い間を過ごすことになる小学校ですから、
スタートでつまづいて、小学校なんて楽しくない・・・なんてことになったら大変!!
特に交友関係は、ともすると勉強よりも心配するポイントになるでしょう。
友達をたくさん作って毎日楽しく通えればそれだけでいいとすら思うお母さんもいるほど、
子供のお友達事情についてはあれこれ気になるところだと思います。
一日の大半を過ごす場所になるわけですから、
一緒に生活することになる友達との関係作りはとっても大切ですよね。
実際、入学間際になって「どうして○○ちゃんたちとちがう小学校なの?」「なんで僕だけ△△小学校なの?」と
急な不安に襲われる子もいるようです。
大丈夫大丈夫!なんて答えても、そんなこと涙目で言われたらもう!!
けれど、そこでお母さんがあたふたしてはいけません。
新しいところに飛び込んで、新しいお友達を作ることの楽しさをいっぱい伝えてあげましょう。
なぜなら、そんな心配は入学して小学校に通うようになったら、嘘のように吹っ飛んでしまうからです。
きっとお子さんはあっという間にお友達を作って帰ってくるようになると思いますよ。
子供の順応性の高さをあなどるなかれ。
純粋無垢な子供たちにとっては初めて出会う友達だって「人類みな兄弟」の精神で、あっという間に仲良くなっちゃいます。
まだまだ幼い子たちですから、仲良くなるきっかけもとっても単純。
教室の席が隣なだけで、入学式で並ぶ列が前後になるだけで友達になっちゃうんです。
名前を知らなくたって、共通の話題がなくたってそんなことはおかまいなし。
子供って本当に不思議なもの。
色々なことを経験している大人からすると心配で仕方がないことも、
まだ社会のしがらみにもまれた経験の少ない子どもたちは、どんなところにも果敢に挑んでいきます。
基本的に悪い子なんていないという心でいますから、だれもかれもみんな友達。
そんなもんです。
おそらく、日に日に覚えてきて教えてくれるお友達の名前が増えていって、びっくりするくらい。
心配していたことが馬鹿らしく思えるくらいになるでしょう。
友達との関係ができていくのはそれからです。
むしろ、心配するのはそれから?
学校生活の中では、けんかやもめ事も日常茶飯事なところがありますからね。
ですから、しょっぱなにもともと知り合いの友達がいないことを危惧するのはあまり建設的とはいえないです。
とはいえ、園での友達付き合いの様子を見ていて、
「うちの子、引っ込み思案だから自分からは周りの子に声をかけられないかもしれない・・・」
「園でもなれるまでに時間がかかって、なかなか友達ができなくていつも一人で遊んでいたから心配」
「園ではいじめられてしまって、友達作りに臆病になっているかもしれない・・・」
とういう不安を抱えているお母さんもいるかもしれませんね。
また、自分の子以外は園からの付き合いもあってもともと仲が良かったりすると、
そこに入っていけるかどうかという心配もあるでしょう。
もちろん、子供の性格もあります。
幼いながらに経験したことが作り出したトラウマを持っている子もいるかもしれません。
ですから、すぐに友達だらけになる子もいれば、そうでない子もいます。
それでも、子供の順応性の高さを信じてあげましょう。
まれに、心配しすぎて友達との仲を無理やり作り出そうと躍起になるお母さんや、
友達を特定して、この子と遊ぶようにしなさいとか言うお母さんもいるようですが、
そんなこと一番してはいけません。
自分の力で切り開いていく力も大切ですし、
お母さんがお子さんのことを信じて見守ってあげていることが分かれば、
お子さんは初めての場所でも安心して生活して帰ってくることができるのです。
子供の順応性は、もう大人には持つことのできない素晴らしい能力です。
その力で、きっと友達をたくさん作ることができるはずです。
もしも、それでも心配なら、その不安を担任の先生に話してみましょう。
気にかけて見てくれるでしょうし、
あからさまにくっつけようとするのではなく、友達ができるようなきっかけを上手に与えてくれるでしょう。
そして、お母さんの心配をよそに、あっけらかんと友達を作って帰ってきますよ。
新しい友達を作ることをお子さんが楽しいと思えるように、
お母さんは家庭でどーんと構えて大らかな気持ちでいてあげてください。
そして、友達の話を聞くようにしてあげてくださいね。
親も知り合いがいない!小学校からの親同士の付き合い方
良好な人間関係を築くにはどこへ行っても気を使うものですよね。
子供はすぐに仲良くなっちゃうかもしれないけれど、大人はそうはいかないでしょう。
初対面からオープンで誰に対しても遠慮がない付き合い方をしてくる人もいますし、
何度も顔を合わせているけれど、自分からは話しかけることができない消極的な人もいます。
もともとの性格もありますし、それこそ、子供時代の友達関係の経験がものをいうこともありますよね。
入学する小学校が、お子さんにとって、周りに知った顔がいない学校であるならば、お母さんにとってもそれは同じこと。
入学式で初めてお目にかかりますなんてよくある話です。
親としては、我が子が楽しく通ってくれることだけをまずは願いますから、
自分の事なんて二の次になってしまうでしょうが、
学校生活がスタートすると、保護者会があったり行事があったりして、
その中で親同士がコミュニケーションをとって活動しなければならないこともありますよね。
そういう時、大人としては誰か知り合いがいたほうが心強いですし、孤立しなくてすむのでありがたいと思うでしょう。
子供みたいに毎日学校に行くわけじゃないので、お互いに知るのにも時間がかかりますし、
それこそ、周りには同じ園出身ですでに仲が良いママさんグループがあったりもします。
しかも、子供みたいに同年代ではないし、状況も一緒じゃないんですよね。親は。
子供の入学時、まだ30代前半のお母さんもいますし、すでに40代半ばの人もいます。
若くたって、もう何人も子育てしている人もいますし、年齢は上だけど第一子で小学校は初めてという人もいます。
学生時代以上に年齢差も経験の幅もあるお母さんたちと、どう関係性を築いていくかはかなり悩むところだと思います。
最近では、婚活・妊活ならぬ「ママ活」なんて言葉もあるくらい。
ママはママでつながりを作るために必死になっていることもあるようです。
ドラマとかで、ママ同士の派閥があったりして、主人公が、ママ友にいじめられたりいびられたりしているシーンなんて見ると、
ひえ~っって思いますよね。
だったら誰ともお付き合いなんかしなきゃいいと、関係性も淡白なままをつらぬく人もいるでしょう。
人それぞれやり方があるし、価値観もそれぞれなのでどちらがいいとも悪いとも言えません。
さあ、ではいったいどうしたらいいのか。
もしあなたがだれも知り合いがいない学校に子供を入学させたのであれば、
何かあったときに助けてもらえるような知り合いがいたほうがベターではあります。
例えば欠席した時は、先生が連絡してくれることもありますが、学校によってはそうでないこともありますよね。
そういう時に、何か連絡を聞いたり宿題を聞いたりできますし、
下の子が急に具合が悪くなって病院に連れて行くから、下校後預かってほしいと頼むことができたりもします。
何かがあった時に気兼ねなく頼める人がいるのはとても心強いものです。
子供が学校から先生に聞いてきたことを聞いたけれど、話をよく理解していなくて
大切なことなのにちっとも親には伝わらなくて困ってしまうこともあるかもしれません。
そんな時には、ちょっと連絡を取り合うことのできる仲の良いママ友がいるととても助かります。
子供のためにも助け合うことのできる知り合いがいるのはいいことですよね。
誰も知り合いがいなくて、親自身が孤立してしまうのは、あなたの精神状態にとっても良くないですよね。
そういう意味では、ママ活をするというのは一つの手です。
といってもママさんパーティにイヤイヤ参加するとか、一緒にいたくないのにいい顔してへこへこするとかではありませんよ。
そこは大人。
経験値で見極めて、少しずつ仲を深めていきましょう。
難しいことではありますよね。
あの人は付き合いにくいと思われてもよくないし、だからといって、何でも言うことを聞くわなんて思われてもだめ。
心配しなくても類は友を呼びますから、自然と仲良くなるということもよくあります。
また、子供同士の付き合いから発展していく親同士の付き合いもあります。
入学後、少したってから下校後に友達を招いて遊ばせるついでに親も招いてみるとかすると自然でいいかもしれません。
子供が仲が良ければ、親同士も仲良くしやすいです。
もちろん中には、すぐにつるもうとしたり親だけの仲良しグループを作ろうとする人もいるでしょうが、
そこに入るかどうかはよく考えましょう。
そういうグループに考えなしで入ってしまって、逆に親子共々いじめの対象になってしまうなんて恐ろしことだってなくはありません。
そんなに仲良くならなくたって、園に比べたら会う回数も極端に減りますし、
子供が小学校に上がったら働きに出る人も多くなります。
自分自身は自分の家庭を守るので精いっぱいなのに、そこに面倒な親同士の付き合いに振り回されたら疲れちゃいますよね。
子供のためにもつながりは作っておけばいいとは思いますが、
子供は子供だけでの世界を作ってやっていくので大丈夫。
親同士が親密な付き合いをする必要はありません。
いざというときの、というつながりは軽薄に思えるかもしれませんが、
実際に小学校での親同士の付き合いはそのくらいがちょうどいいと感じるはずです。
でも、そのいざというときには全力でお互いにカバーしあえる、そんな関係性が親同士で築けたら一番でしょう。
入学当初は、しょっぱなから出しゃばりすぎず、でも、だんまりしすぎないことが無難な人間関係を作っていくポイント。
それから人となりをお互いに分かってきたところで自然と仲良くなれるはずです。
子供の友達作りと同じようにはいかないかもしれませんが、
あまり気負わず、子供と一緒に小学校生活を楽しもうくらいの気構えでいいですよ。
あなたがあれこれ心配していると子供に伝染してしまって、子供まで学校嫌いになってしまっちゃいますからね。
むしろ誰も知り合いがいないところから始めたほうが新しい世界が開ける!と楽しんじゃいましょう。
まとめ
子育てにおいて、子供の小学校入学は家族の大きな喜びでしょう。
その反面、お母さんには様々なことで不安を感じたり、心配しすぎて頭を悩ませたりすることがあると思います。
子供のことだけでなく自分のことに関しても不安ですよね。
でも、子供を信じて、自分は適度にをモットーに、楽しく小学校生活をスタートさせてくださいね。